スプレッドシートからGoogleカレンダーに予定を流し込む(インポートする)方法2(色、カレンダーの指定あり)

Googleカレンダー

スプレッドシートから予定を入力する方法「全体像」

ご訪問ありがとうございます。

Googleシートマスターのひろしです。

前回

スプレッドシートからGoogleカレンダーに予定を流し込む(インポート、連携する)方法
スプレッドシートに記載した予定をGoogleカレンダーに連動させることができます。 「GASって何?」状態であってもコピペで簡単にできます。

今回は、とっても価値の高い方法をお伝えします。


これを知ることであなたは、

  • GASがわからなくてもスプレッドシートからGoogleカレンダーに予定を追加する仕組みを作ることができます。
  • 色の指定やカレンダーを指定することができます。
  • スクリプトの登録方法がわかります。

なので、がんばって仕組みを作って

と答えてあげてください。

マインドセットします。

マインドセット
グーグルカレンダーにまとまった予定を
一つづつ入れたら負け

 

正直、今回はちょっと準備がめんどうです。

スプレッドシートをコピー後、名前付き範囲を指定し、
入力規則の設定なんかをやる必要があります。

作成手順

とはいえ、動画ではちんたらやっていますが、
プルダウンリストを作成して
スクリプトをコピペするだけです。

なので、おそらくあなたにもできます。

動画を御覧いただきながら、動画とまったく同じ手順で
動画を止めながらじっくりと取り組んでください。

動画はこちら

Googleカレンダー スプレッドシートから指定したカレンダーに色付きで予定を追加する方法【チュートリアル】

シートのコピー

「カレンダー登録サンプル」シート、「色リスト」シート、
「カレンダー種別」シートをあなたの環境にコピーします。

コピー方法

「カレンダー登録サンプル」シート

「色リスト」シート

カレンダー種別

 

名称の変更

スプレッドシート名およびシート名を、
あなた好みのわかりやすい名前に変更します。

スプレッドシート名

シート名

プルダウンリスト

プルダウンリストが機能するように
「名前付き範囲を定義」し「データの入力規則」を
設定します。

カレンダー名の設定

プルダウンリストに「カレンダー名」が
表示されるように「カレンダー名」を設定します。

Step1.
①「|」をクリックする。

Step2.
①カレンダー名をコピーする

 

スクリプトのコピー

以下のスクリプトをコピーします。

スクリプト

// カレンダーにスケジュールを登録する 
function CreateSchedule() {

  // 読み取り範囲(表の始まり行と終わり列)
  const topRow = 2
  const lastCol = 10
  const statusCellCol = 1

  // 予定の一覧バッファ内の列(0始まり)
  const statusNum = 0
  const startdayNum = 1
  const startNum = 2
  const enddayNum = 3
  const endNum = 4
  const titleNum = 5
  const locationNum = 6
  const descriptionNum = 7
  const colorNum = 8
  const calnameNum = 9    //カレンダー名の列

  // シートを取得
  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet()

  // 予定の最終行を取得
  const lastRow = sheet.getLastRow()

  //予定の一覧をバッファに取得
  const contents = sheet.getRange(topRow, 1, sheet.getLastRow(), lastCol).getValues()

  // googleカレンダーの取得
  let Calendar = CalendarApp.getDefaultCalendar()

  // バッファの内容に従って予定を作成
  for (let i = 0; i <= lastRow - topRow; i++) {

    //「済」の場合は無視する
    if (contents[i][statusNum] === '済') {
      continue
    }

    // 値をセット 日時はフォーマットして保持
    let startday = contents[i][startdayNum]
    let startTime = contents[i][startNum]
    let endday = contents[i][enddayNum]
    let endTime = contents[i][endNum]
    let title = contents[i][titleNum]
    let calname = contents[i][calnameNum]    //設定するカレンダー名

    // 場所と詳細をセット
    let options = { location: contents[i][locationNum], description: contents[i][descriptionNum] }

    console.log(startday + " " + contents[i][titleNum])

    try {
      let calevent

      //カレンダーの設定
      if (calname === "") {
        calendar = CalendarApp.getDefaultCalendar()
      }
      else {
        let calendars = CalendarApp.getCalendarsByName(calname);
        for (let s in calendars) {
          Calendar = calendars[s]
          console.log("カレンダー指定 -> " + calendars[s].getName())
        }
      }

      // 終了日の有無をチェック
      if (endday === '') {
        endday = startday //終了日に開始日を入れておく
      }

      let startDate = new Date(startday)
      let endDate = new Date(endday)

      // 開始終了時刻が無ければ終日で設定
      if (startTime == '' || endTime == '') {
        endDate.setDate(endDate.getDate() + 1)    //★なぜか1日プラスする
        console.log("設定する終了日 -> " + endDate)

        //終日の予定を作成
        calevent = Calendar.createAllDayEvent(
          title,
          startDate,
          endDate,
          options
        )

        // 時間指定ありで予定を作成する
      } else {
        // 開始日時を設定する
        startDate.setHours(startTime.getHours())
        startDate.setMinutes(startTime.getMinutes())

        //終了日時を設定する
        endDate.setHours(endTime.getHours())
        endDate.setMinutes(endTime.getMinutes())

        // 日時付きの予定を作成する
        calevent = Calendar.createEvent(
          title,
          startDate,
          endDate,
          options
        )
      }

      //色の設定
      if (contents[i][colorNum] != "") {
        let color = getcolornum(contents[i][colorNum])
        // console.log(title)
        calevent.setColor(color)
      }

      //予定が作成されたら「済」にする
      sheet.getRange(topRow + i, statusCellCol).setValue('済')

      // エラーの場合ログ出力する
    } catch (e) {
      Logger.log(e)
    }
  }

  // 完了通知
  // Browser.msgBox("予定を追加しました。")
}


// 色IDに応じた色の番号を返却する
function getcolornum(color) {
  let colornum

  switch (color) {
    case "PALE_BLUE": colornum = 1; break
    case "PALE_GREEN": colornum = 2; break
    case "MAUVE": colornum = 3; break
    case "PALE_RED": colornum = 4; break
    case "YELLOW": colornum = 5; break
    case "ORANGE": colornum = 6; break
    case "CYAN": colornum = 7; break
    case "GRAY": colornum = 8; break
    case "BLUE": colornum = 9; break
    case "GREEN": colornum = 10; break
    case "RED": colornum = 11; break
  }
  console.log("色の設定 " + color + " -> " + colornum)
  return (colornum)
}

 

実行させる仕組み

ボタンまたは、メニューに関数を割り当てます。

※割り当てなくても動くっぽいです。

 

では、今回のGoogleシートマスターへの究極の方法です。

Step1.
Googleカレンダーを開く

Step2.

サンプルシートを開き
「カレンダー登録サンプル」シート、「色リスト」シート、
「カレンダー種別」をあなたの環境にコピーする

Step3.
「色リスト」と「カレンダー種別」の名前付き範囲を指定する

Step4.
「データの入力規則」を設定しプルダウンリストを作成する

Step5.
スクリプトをコピペする

では、早速、Googleカレンダーを
開いてください。

今すぐです。

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

今回のGASの変更箇所について知りたい場合はこちら

Googleカレンダーにスプレッドシートから予定を入力(連携)する方法「全体像」
Googleカレンダーにスプレッドシートから予定を入力する方法「全体像」

 

 

つぎはこちら

【GAS】短縮URLを一瞬で作成する方法(Gスプレッドシート)
コピペで短縮URLを一瞬で作成できます。Googleカレンダーに登録するURLを短縮URLにすることができます。

Googleカレンダー関連

コメント

  1. tomo より:

    はじめまして、コメント失礼します。現在GASについて勉強をしているところです。
    こちらの内容に関して一つ質問があります。

    スクリプトの票の読み取りのところですが、
     const topRow = 2
    const lastCol = 10
    const statusCellCol = 1

    としているということは、読み取ることができる内容としては10行目までということでしょうか?
    最終行を読み取って、予定を追加しようと思えばスクリプトをどう組めばいいか教えていただけたらありがたいです。
    宜しくお願い致します。

  2. hiroshi より:

    tomoさんコメントありがとうございます。

    lastColは、列の数のことです。

    行の最終行は、

    // 予定の最終行を取得
    const lastRow = sheet.getLastRow()

    で取得しています。

    GASに関しては、
    https://technical.verybestcbp.com/overviewofcalender/
    を見てください。

  3. 匿名 より:

    スプレッドシートコピーし、GASを貼り付け、動作させGoogleカレンダーに書き込めることを確認しました。

    (自分用に少し変更しました)
    日付(年月日)は、手帳やメモなどには2022年5月1日は 220501 と表記を使用していて、
    この6桁数字を入力すれば 2022/05/01 と変換する方法がわからなかったので、探してカレンダー入力にしました。
    起動ボタンがシートの位置は、使い易いA1の位置に小さくして移動しました。
    色設定がスプレッドシート上でわかるように、条件付き書式設定で決めた色がセル背景に表示されるようにしました。

    (実際にGoogleカレンダー入力を行ってみました)
    スプレッドシートに予定をどんどん記入すれば、Googleカレンダーに一括入力できる便利さを味わっています。
    毎週繰り返される定例イベントの繰り返し設定は、Googleカレンダーで繰り返し設定可能なので、問題はないです。
    時間設定で10時10分から11時50分までのような入力は、Googleカレンダーでは面倒だったので、スプレッドシート入力の方が楽で助かっています。
    ありがとうございます。

  4. cecil より:

    すごいです。
    似通ったものを多数見ましたが、どれも中途半端でうまくできませんでしたが、
    こちらは問題なくすぐにできました!
    まさにこれがほしかったものです!
    ありがとうございました。

  5. 匿名 より:

    スクリプト実行開始から実行終了までが数秒で完了し、カレンダーに反映されません。
    何が問題がわかりますでしょうか。何をお伝えすれば良いのかもわからず、雑な説明となってしまい申し訳ございません。

  6. 匿名 より:
  7. 不要禍族 より:

    明日の予定を入れようとして、現在時刻(例:9:00)より前は明日に入りますが、
    現在時刻以降の予定が今日に入ります。
    なにか設定が必要ですか?

  8. 匿名 より:

    業務用ファイルにシートを追加しスクリプトを転記して使っています。
    その状態だと事象が再現するんですが、そのままだと共有できないので、別ファイルに取り出すと事象が再現しません。
    いったん、別ファイルで使います。

  9. ひろき より:

    すごいシートを作成してくださり、ありがとうございます。
    シートのコピーとスクリプトのコピーをして日にち、色指定、カレンダーの種類の指定はうまくいったんですが、どうしても開始時間・終了時間の指定がカレンダーに反映されません。
    なにか、おかしなところがあれば教えてください。
    よろしくお願いいたします。

    • hiroshi より:

      実際に指定しているシートを共有してください。

      • ひろき より:

        よろしくお願いします。https://docs.google.com/spreadsheets/d/1sRkGep4BhVeimx0IAgC9BRaLInXL9uhAfrGazaTOpY4/edit#gid=1646416266

        • hiroshi より:

          こちらで大丈夫です。
          ただ、シートにはスクリプトもないし終了時間も入力されていないのですが?
          私は、何を見ればいいのでしょうか?

      • ひろき より:

        「質問の受付」の方に改めて送らせてもらいました。
        やり方としてあっているのかわかりませんが、よろしくお願いします。

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